Q&A|色ーカラーーのおはなし

色ーカラーーのおはなし

みなさんは、どんな色がお好きですか?

毎日の占い項目に「ラッキーカラー」なんてものがありますが、意外と自分だけのラッキーカラーを持っていたり、決めていたりする方が多いようです。そこには何の根拠もなく単純に好きな色だからという方もいれば、生まれ年・月のラッキーカラーだからという方もいらっしゃるようです。

日常生活の中で色を意識するときといえば、朝のコーディネートタイムではないでしょうか。
真っ赤なTシャツには真っ白なパンツで合わせる、同系色で合わせる、冬場はコート類が地味な色だからインナーは派手な色にするなど、朝に身につけるものの色みは自然と考えるものです。
現在において、気に入った色は誰でも好きな時に着れるものですが、昔は違いました。

メジャーなところでいうと、かの有名な聖徳太子が制定した冠位十二階なんかはわかりやすい制度で、身につけるものの色によってその位を表すものでした。言い方を変えると、位の高い人にしか身につけることが許されない色があったということですね。昔から高貴な色といえば紫が有名ですが、これも冠位十二階の中で最高位になる小徳・大徳という人々のみが紫のものを身にまとっていたんです。

今では誰もが好きな色を入れますし、紫の洋服だって着ることができます。喜ばしい限りです。

ただ、現在でも残っている色の決まりごとのようなものはありますよね。
例えば純白のドレスという言葉からもわかりように、結婚式では花嫁だけが真っ白のドレスを着ることが許されていたり、お葬式では黒意外のものは不謹慎であると禁止されています。
このように大げさではなくとも、日本ゴルフ界の宝・石川遼選手はここぞという時には某ブランドの真っ赤な洋服を着ることを意識していたり、自分の勝負服ならぬ勝負下着は演技の良い赤、なんて話しもよく聞きます。

勝負服といえば、サッカー日本代表で一世を風靡した侍ブルー。語源は、昔のお侍さんは、ここぞという戦いに出向く時には青の着ものを身につけて出た、というエピソードから来ているそうです。実際にはブルーというよりは藍色のもの、藍染の着物だったようです。私の勝手な想像ですが、戦いの色って、赤とか黄色とかの派手な色というイメージじゃないですか?スペインの闘牛士が牛さんに向かって振るっている籏の色は真っ赤。あれは闘争本能を刺激する効果があるんですよね。そういった色みではなく、戦いの前にむしろ自分を冷静に抑えるような効果の藍色の着物を選ぶなんて、静かなる闘争心といういかにも日本人らしいお話ですよね。
このように、私達の生活にさりげなく影響を与えている色の存在、それはなにも人の外側だけでなく、内側つまり感情にも働き掛けるものなんですよね。

女性は、恋をするとピンク系統のものを身につける傾向があるのだとか。これは女性が好きな人を想う時に頬を染める様を桃色だと表現したことが始まりなようです。恋をすると頬を桃色に染める、というところから自分の身のまわりにもピンク系統のものを待とり始めるという行為に移行していったのでしょう。むろん諸説あるようですが。
また、暖色・寒色、その名の通り、オレンジ系統の暖色のものに包まれていると、気持ちももちろん実際に感じる体感温度が高く、逆にブルー系統の寒色のものに包まれていると寒く感じることもあるようです。視覚から入ってくる情報を脳がかつて経験してきた温度に結び付ける為らしいですが、これは梅干しを見るとすっぱさを想い出して口が窄むのと同じ感じですかね。

さて、このコラムをお読みの方ならすでにご存じかとは思いますが、ANSWERにはテーマカラーがあります。それは店舗を彩っているブルー。侍(探偵)たちが戦(現場)に出向くまでの休息の場所、侍ブルーならぬ探偵ブルー・・・・なんてことはありません(笑)。

ひと言にブルーといっても、日本古来では様々な呼び方があったようです。
先にも出ましたが藍色・紺・群青・浅葱(あさぎ)・縹(はなだ)などなど。
それぞれの色みは多少ことなり、あとは薄い藍色だとか濃い藍色だとかで表現されます。
これはブルー系統に限られた事ではなく、赤・黄・緑なども様々な呼び名があります。
そんな色の名前の中でひときわ異彩を放つ名前の色があります。
それは、明るいブルーを表現した「秘色」というもの。
ひそくと読むようです。名前の由来はさておき、とっても神秘的で素敵だと思いませんか?

そんな秘密の色にかこまれたANSWERで、私達と秘密の話をしませんか?
カラフルなカクテルを用意して、お待ちしております。


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