コラム|皆さん初めまして!「満員電車の恐怖」

皆さん初めまして!「満員電車の恐怖」

皆さん初めまして!
土谷一樹 25歳です。よろしくお願いします。
これから他愛もない話が続くかもしれませんが、どうかお付き合いください。

「満員電車の恐怖」

時間は夜8時30分。
この間の浮気調査で徒歩尾行していた時のこと。
途中ターゲットが京浜東北線に乗車したので、ボクもすかさず近くに乗り込みました。

最初はまばらな混み方だったのが、品川駅を過ぎるあたりから 大量の乗客が乗りこんできました。
普段、バイク通勤しているボクはこんなに横浜方面の乗客が多いなんて知らず・・・。
うう、肋骨が折れそうだ。
ボクもターゲットも他の乗客に押しつぶされながら、ただひたすら耐える時間への突入です。
新聞広げて陰から見ようにも、手も動かせない状況。
半そでのシャツを着ているオヤジのわきがは臭いわ(柿が腐ったような臭い!わかります?)
、酔っ払いの酒臭い息はかかるわ(いい気なもんだ)、モーレツに暑いわで、満員電車の中の臭いに酔いながらボクはターゲットを横目で監視していたんです。

ターゲットもボクと同じ気持ちだったんでしょう。
電車に乗って2つ目の駅で、他の乗客が降りるのと一緒に降りたんです。
もともとターゲットが下車する予定の駅ではないけれど、ボクも一緒に 押し出される形で下車しました。

少しでも空いている車両に行きたかったのか、ホームに降りたはいいけれど 2つ離れたドアまで行って、めちゃめちゃ混んでいるところを他の乗客などお構いなしに 強引に再乗車したんです。

そんなターゲットにくっついて、同じ混んでるドアから乗り込むのは不自然だし、 尾行に気付かれるおそれもあると思ったので、隣のドアからこっちも体をねじ込みながら、強引に乗り込んだんです。

そこからです。さらなる苦行が始まったのは!

一番最後に乗り込んだボクは、潰された蛙みたくドアにへばりつくようなカッコになり その状態でごそごそと携帯電話を取り出し、周囲の目を気にしながら先輩に 状況報告をいれつつ、1つ隣のドアにいるボクと同じようなカッコをしているターゲットを監視する、という状況になってしまったのです。

だんだんターゲットが下車する駅に近づいてくるにつれて、心臓バクバクです。
なぜならどっちのドアから降りるのかわからないからです。

先輩の、怒りで完熟トマトのように真っ赤になった顔がボクをにらみ、大声で叱られるボクの情けない姿が脳裏をよぎりました。

プシュー。

幸運にもこちら側のドアが開き、ターゲットが下車する様子が視界に入りました。 安堵のためいきと共に、無事に尾行を続けることができたのです。
普段から満員電車に乗っている人をちょびっと尊敬していまう今日この頃です。

すいません

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