土谷、平安貴族になる!?
あけましておめでとうございます!
6年目を迎えました、『土谷のジャーナル』。
今年もよろしくお願いします。
暖冬なんていわれていますが、それでもまだ寒いこの季節。
屋外で張り込むカラダには冷たい風が吹き付けます。
年明け早々から、屋外道路対面張りの日々を過ごしている土谷。
早朝の幹線道路にはなぜかホカホカの犬の糞があちこちにあり、足の踏み場に油断ができません。
ちゃんと片付けよーねっ!飼い主さん!!
葉っぱの落ちた街路樹の根元には必ずと言っていいぐらいの割合で存在する犬の糞。
限られた土を探していくと、確かに街路樹の根元ぐらいしかない。そのため人口密度ならぬウ○コ密度が非常に高くなるのは仕方がないのかもしれません。
そんな臭気に耐えながら、体面のマンションの出入り口をうかがう探偵土谷。
ターゲットは正月番組でも見てのんびりしているのか、なかなか外出してくれない時間が過ぎていく…。
早く浮気しに行ってくれー、と不謹慎極まりないことを心中に念じる土谷。探偵なんてこんなものなのかもしれませんな。
張込んでいる時間も追尾している時間も同じ時間には変わりないのですが、
停滞よりも流動を願うのが人の世の常、というか探偵の常。
まして新年ですから"動きなし"、なんてのもやはり物悲しいわけですね。
そんなこんなで待つこと2日目・・・。
ようやく出てきた鋭気たっぷりのターゲット。
急ぎ足で駅へと向かいます。
ようやく出てきたかっ!
はやる気持ちを抑えながら、土谷は構えたカメラをすかさず回す。
後姿をフレームにおさめながら、次には横顔を撮影すべく道路の反対側からターゲットを捕捉し小走りです。
しかし歩みだして3歩目。
踏み出した足の下、土踏まずの辺りに柔らかい感触を捉えた土谷。
おそるおそる足元を見てみると、予感どおりの光景が目に飛び込み、そして臭気が立ち上ってまいりました。
あぁ、あれだけ気をつけていたのに・・・
アタシって・・・おばかさん (泣)
しかしちょっと待てよ・・。
このまま行くとターゲットは駅から電車に乗るだろう。
となると土谷ももちろん一緒に乗るわけだから・・・
マ・ズ・イ・・・。
犬のウ○チを電車の中に持ち込むわけにはいかねぇ…。
こうなりゃ小学生以来のアレを出すしかない!
そう決意した土谷。
クツの裏を地面にこすり付けるように歩く、いわば摺り足でしゃなりしゃなりと平安貴族のように駅まで必死にターゲットを尾行していったのでした。
- 2006.12『そりゃ凹むわな~』
- 2006.11『出会いとアクシデント』
- 2006.11『探偵夢芝居』
- 2006.10『木枯らしの探偵』
- 2006.10『これも運命!? 元カノとの出会い』
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