初体験
初めて「接触」なるものを経験しました。
詳しくは言えませんが、浮気をしている旦那さんの奥さんにその証拠を渡すという・・・。
もちろん旦那さんの浮気している証拠も集めて。
私と浮気していることを暴露して欲しい！なんて依頼者の方からの要望があることもあったりして、よくあるケースといえば、よくあるケースらしいんですけどね。
といっても、現場は管理人常駐、オートロックも3層式の超高級、マンション。
ピンポーンといきなり行っても、会えないことは事前に分かっていてかなり難しい。
まずは奥さんの行動パターンを調査し、その中で接触ポイントを探す。
現地に着くまではいろいろ考えあれやこれやとシュミレーションして、自分自身に「できる」と言い聞かせるが実際現地に着いて「いざ！」の状況になると、ど～も緊張してしまう・・・。
なかなか出かけない奥さん。
数日間、張り込みをし「今日出掛けたら、多少無理があってもとりあえずGO」の指令に変更・・・。口では「出て来い、いつでも」、心の中では不安ばかり募る織田。日が暮れ、そろそろ撤収の雰囲気が漂って・・・。
「あっ！！！」
ついに出てきた奥さん。周りは「やっと出てきた～」と安堵の表情。
尾行開始！着いた先は近所の某高級スーパー。先輩達は「自分のタイミングで」と言ってくれたものの、「自分の判断って余計難しいって！！」と思いつつ・・・。
レジを済ませて出てきたところで、「すみません！ちょっとお話しが・・・」
と必死で声をかけました。
緊張のあまり顔がかなり引きつっていたのが自分でもわかり、頭の中が真っ白。どうにかこうにか、言わなくてはいけないことは全て伝えてその場を立ち去ったものの、冷や汗タラタラです。ちゃんと出来てたじゃん！」と先輩にも褒められ滞りなくこなした自分に満足感と、充実感はひとしお。終わった後は終わった後で、現場で緊張しすぎていたせいか会話は何とか思い出せたものの「声をかけた正確な時間」を度忘れしてしまい報告書をまとめるのに一苦労でした（汗）。
1人で全部こなしたかのように偉そうに書いてみましたが実は、声かけたのは先輩も一緒だったので、時間は事なきをえましたが次からはもっと細かい部分にも気を遣って行こうと心に誓いましたね。