修行記|なんと私、探偵になってしまいました(下)

なんと私、探偵になってしまいました(下)

前回は、服装のお話ししましたね。

対象者に認識されないよう、目立たない服装にするということでした。

でもその目立たない格好を対象者がしてるとなると、こちらとしては苦戦です。

例えば仕事帰りのサラリーマン。

周りはみんなスーツ、対象者もスーツ。

まさに、木の葉を隠すなら森の中。

スーツに特徴があればまだしも、なければ本人の特徴で確認するしかありません。

でも、、みなさん退勤時、外は明るいですか?

夏は明るいかもしれないですが、

冬になるにつれて、日が落ちるのが早くなり、暗くなってきますよね。

明るい社内から、暗い屋外に出てくる。

出てきた瞬間は?

そう、逆光です。

顔の判別が難しい。

そうなると、社内にいるうちに目を凝らしてみるか、

会社から少し離れたところで確認するか。。

あまり正面から近づくこともできないので、

対象者の「特徴」を事前にしっかりと押さえておく必要があります。

髪型、顔の特徴はもちろん、かばんのかけ方、歩き方まで。

違う人を尾行しても意味ないですからね。

私は念のため、先輩に「この人ですよね?」って確認してしまいます。

先輩はさすが、一瞬で見分けます。尊敬モノです。

それから尾行ですが、やはりこれも相手に気づかれないようにするのが第一。

近づきすぎると、感づかれる可能性も高まります。

でも、あまり離れすぎると見失います。

気づかれない範囲で、できるだけ近くいるのが理想なのです。

そして例のスニーカーの活躍するときです!

同じ足音がずっとついてきてたら、気になりますよね。

足音もたてない。気配も感じさせない。

尾行に気づかれたことはありません。

だからって、スニーカーで尾行してみようとか考えないでくださいね。

それ以外にも尾行のポイントはたくさんあるのです。

探偵は、許可をもらって、業務を遂行しているのですよ。

業法も存在します。

一般の人が尾行しているところを見つかったら、ストーカーだと思われかねませんよ!

さて、前回の冒頭で、この会社に入ってよかったと述べました。

それは、業界の波乱ゆえです。

探偵社というのは良いところもあれば悪いところもあり、調査をろくにしないで報酬は請求するというところも多いそうです。

わかりやすくするために、例をあげてみます。

あなたは今、スイカを買おうとしています。

季節はずれだよ!というツッコミは無しでお願いします(笑)

果物として、安い買い物ではありませんよね。(スイカは野菜だという説もありますが)

このうち、7割がたはスカスカの美味しくないスイカ。

残りの3割が美味しいスイカ。

同じお金払うなら、美味しいスイカのほうがいいでしょう?

そこで見分ける目を持っていれば、美味しいものを買えるわけですが、そうでない場合、あっちを見たりこっちを見たり、外から眺めるばかりです。

この業界も同じです。

違法行為や詐欺まがいのことを行っている会社が少なからずある。

先輩の情報によれば、8割がたはそういう業者だということです。

業界全体がグレーカラーで見られる所以はそこにあります。

そして、それならば数少ない善良な探偵社に依頼したい。

でも外から見てるだけでは、HPだけ見てるだけでは、わからない。

同じだと思います。

だから、弊社では対面での相談も勧めるのです。

もちろん、メールや電話でのご相談も承っていますが、やはり対面して、相手を見て相談する事によって、信頼できるかどうかということが、実感できると思うのです。

社長はじめ、スタッフみんな本当に良い人です。

依頼人様に対してもですが、私のような新人にも、本当に親身に接してくれるのです。

この会社でよかった。

そして自分も早く1人前になりたい。

そう願って精進する毎日です。

などと偉そうなことを書きましたが、実際はまだまだ遠ーい道のり。

先輩方にはぜひビシバシとご指導いただけたら、、、幸いです。

めげずに頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

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