コラム|ジーコ監督の苦悩

ジーコ監督の苦悩

今年はドイツWカップがありますね。
日本代表が厳しい予選を勝ち残り、トーナメントに勝ち進むことを願ってやまない、

  なんちゃってサッカーフリーク@土谷でございます。

サッカーといえば、最近ではフットサルが流行してますよね。ハロプロやグラビアアイドルがチームを作って試合をしている効果もあるのでしょうか。
工作の対象者がフットサルを趣味でやっている、なんてケースも増えてきました。

これは、うちの仕事としては、ある意味、大歓迎なのです。

スポーツを通してターゲットに接触するのは比較的入りやすいものですが、特にサッカーは閉鎖性も少なく、競技場にいる人たちで即席の試合をしたり、練習に参加させてもらったり、と仲間にも入りやすい側面を持っています。

  ただツライのがコチラの体力が持たないこと・・・。

声をかけて、ターゲットと一緒に体を動かし、時間と場所を共有するのはいいのですが、こちらの本題はその後・・・。

練習後の飲み会や個人的な関係構築での聞き込みなのです。

 太ももの筋肉の硬直を感じながら、仲間同士の関係を探り、足が攣りそうになりながら、恋愛話をするのです。

サッカー自体は少々下手っぴなくらいのほうが、親近感が湧いていいので、試合中は盛り上げ役に徹しながらボールを蹴りながら、その後の飲み会での切り口を考えている土谷。

つまりアタマの中ではジーコ監督並に戦術を組み立てているというワケ。

まずチームリーダーのAさんにサッカー話を振って、そこからターゲットの彼にパスを出るだろうから、そこへかかさず切り込んでいく・・・。

誰かにインターセプトされたら、うちの別のスタッフに徹底マークさせて、土谷は再度ターゲットの彼に会話のフェイントも折り込みながら競り合い、チャージしにいく・・・。

ターゲットと仲良し3人組が作るディフェンスラインを突破するには、工作員同士の壁パスやスルーパスをたくみに使って攻めていこう…。

などと、
そんな風に考えながらサッカーをやると、これまたいい具合にヘボくなる・・・というへんな循環が生まれるワケでして、ちょうどいいのです^^;

2、3回サッカーをやれば、あとは個人的な飲みニケーションで関係を深めていきます。
いわば1対1のドリブル勝負みたいなものですね。このときのポイントは、

  ターゲットにとって工作員が有益な人間であることをアピールすることです。

そうすれば、サッカー以外でも会ってくれますし、ターゲットの相談にも乗れます。

そして工作終了後には、思ひ出を胸に、お決まりの転勤などでフェードアウトしていきます。

TV画面を通して、日本代表を見つめる土谷はジーコ監督の胸中を勝手に想像しております。

  ひとりでデキた!

と言っていたジーコ監督も人知れず悩んでいるんでしょうなぁ。

月記メニューに戻る