コラム|揺れ動く女ごころ

揺れ動く女ごころ

皆さん、こんにちは! あっさり27歳になって、若造から脱皮しつつある、

  ナイスミドル@土谷 です。

これぐらいの年齢になると、歳をくったからといってあまり喜んでいられません。

周囲を見渡すと自分を取り巻く環境の変化に驚きます。

奥さんを連れて来る友人達、 二人目の子供ができたという報告メール…。

   嫌がらせ?

   自慢??

マリッジブルーという言葉はありますが、自分の周囲が結婚していく様を見て落ち込んでいく…

  マリジられブルー という言葉はないのでしょうか?

そんなこんなで、仕事に打ち込んでいる土谷ですが、この前変わった相談がありました。

ご主人に連れられて、事務所にやってきた奥様。最近無言電話やラブレターがやたら届くらしいとのこと。
電話にご主人が出るとすぐに切られるが、奥様が出ると切らずに様子を窺がっているのが受話器越しに伝わってくるというのです。
手紙も一方的な愛を綴ったものであり、また誤字脱字もヒドイ。

誰でもピンときますよね。
ストーカーだって。

話を聞くと、それらの行為が始まったのは一ヶ月以上も前。
どうも奥様はご主人にしばらく隠していたようです。
確かにあらぬ疑いを招くおそれがあるといえばそうですが、

  ぬるい、あまりにもぬるい対応です。

聞き進むにつれて、あまり深く考えていない奥様と危機感を覚えているご主人の温度差を感じるようになりました。

ストーカーはいつ凶暴な牙を剥くかわからない生き物です。
甘い対応だとつけ上がり、行為はエスカレートする一方なのが実情。

これまでの事例も交えて、一通りレクチャーしたのですが…

  なのに、なのに!

奥様ったら、

「私のこと好きだとか、かわいいとか書いてあるでしょう、そういう人が私に危害を加えるとは思えないんですよね。」

「でも、住所と電話番号を知られていますよね。個人情報を使って何をするかわかりません。すでにつけまわされているかもしれませんよ。」

「一度か二度ほど同じ若い男が見てたけど…」
別にきゃしゃなカンジの子だったし、
ただ見てるぐらいなら、かわいいもんじゃない。」

「・・・。」

痛いです。
しかも奥様、ちょっとまんざらでもないご様子。

何をのんきな・・・
苦虫を噛み潰したような顔をしてご主人が隣に座ってます。

ストーキングされている本人がこの有様では、
どうしようもありません。

ご主人にできる善後策を話して、あとは

  くれぐれもお気をつけて・・・。

と言うしかなかったわけです。

大したこと無いからと放置することによって症状が悪化していくというのは何も医療だけではありません。

刃物振り回されてからでは遅いのです。

虫歯の処置よりもずっと大事なコトのような気がするんですがね。

本人は恐怖を感じているが、周りが真剣に対応せず、気のせいじゃない、とか自意識過剰だよ、なんてさらに傷つけてしまうということはありますが、

  逆は珍しい。

ストーカーの出現によって、 オンナの部分が目覚めてしまったのでしょうか…。 いいことなのか、悪いことなのか。 女心って難しいっすね。 「だからお前はモテないんだよっ!」 うしろから予想通りの突っ込みが入りました。

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