コラム|別れの季節 → 出会いの季節 愛のカタチとは?

別れの季節 → 出会いの季節 
愛のカタチとは?

卒業シーズンですねぇ。

就職活動もボチボチとスタートを切り、
パリッとしたリクルートスーツに身を固めた学生の姿を街角で見かけるようになりました。

自分もあんなころがあったな~。
そんな物思いに浸る、はみ出し探偵感傷系「土谷」です。

ところで4月には異動や転勤、入学など
人生の転機にあたるイベントが目白押しですよね。

いわば3月は、

   「嵐の前の静けさ」

ってところですかね。

準備だなんだでバタバタしている中で、妙にじっくり考える時間ができたりして…。
なんかこう想いが胸の奥底にじわじわと滲みこんでいくというか、
水面下で色々悩みを抱えて蠢くシーズンとでもいいますか…。

そういった世の中の動きとか、人心のゆらめきみたいなものに
大きく左右されるのがボクらのお仕事。

浮気の精算、二股の見切り、不倫の解消など…。
過去と決別し、新しい出会いを求めたり、
現行の付き合いを見直すときって、
案外世の中の動きと連動している部分があるのかもしれないですね。

上京してしまう彼と、地元に残る私
単身赴任になる夫と、家族を守る妻
他支店に異動の彼と、本社に居る私

遠距離恋愛って、誰でも少しは不安になりますよね。
物理的な距離が遠くなっただけでなく、新しい環境に彼・彼女が身を投じることによって、何か変わってしまうのでは…。

  信じているけど、心配してしまう・・・。

そういったココロの背景のせいか、弊社に寄せられるこの時期の相談には、愛情度チェックや、彼・彼女との円満お別れ工作などが多いです。

・愛情度チェックとは交際相手や結婚相手、配偶者に当社の美人工作員(美男子工作員)がアプローチして誘いを断わり切れるかテストします。 もちろん単なるナンパなどではなく、様々な角度からのアプローチによりいかなる状況でも落ちないかどうかをチェックをするものです。

・円満お別れ工作とは、今付き合っている人と別れたいが、別れを切り出すと相手がストーカー化しそうだとか、 揉めて暴力を振るわれそうだとか、なんらかの不安要素があるときに ターゲットに工作を掛けて、円満な別れを演出するものです。

そんなこと依頼する人がいるの!?と驚かれる方もいるかもしれません。
しかし世の中には様々な愛の形があるのです…。
そしてその数だけ様々な別れの形があるのかもしれませんね。

なんかしんみりした感じになっちゃいましたが、

朗報があります!

最近土谷のことを愛するモノたちと遭遇しました!
しかも立て続けに。

  えっ、有り得ない?

チッチッ。

世の中には奇跡が起こるもんです。

ただね、ただですね、

  人間じゃないけどねー(号泣)

コトの経緯を説明しましょう。

張込みをやってると一箇所に結構長い時間いることになります。
なので、
「あっ、あの人さっきも通った」
とか、
「あっ、あの車さっきも角スレスレで曲がっていった」
などと、同じ人・同じモノは目につくんです。

駅近くや繁華街などは、人も多いため、目をサラのようにしつつ、怪しまれないようにしつつ対象者を見てますが、この前そんな状況で求愛されたのです。

店に入った対象者を出入り口で待っていると、土谷の目の前を黒い影が・・・。

次の瞬間、コツンッと頭頂部に衝撃!!

  「なんじゃ??」

見上げた目線の先には大きなカラス。
こちらを見ながら、カァーカァー告白しています。

カラスってあまり間近で見たことなかったんですが、よーく見ると結構大きくて、怖い顔してるんですよね。
クチバシもすっごく太いし。
あんなので突つかれたら流血の惨事勃発ですよ。

近くに巣でもあったのか、土谷を餌と間違えたのか、はたまたそばにあるゴミ箱のエサを土谷に奪われると思ったのか。
それとも黒いブルゾンを着ていた土谷を眷族と思ったのか。

いずれにせよ、すまぬカラスのカー子ちゃん!
君の愛は受け入れられない。
っていうか、逃げたいが、動けない状態。

しかしカー子ちゃんは、こっちの事情などどこ吹く風ってなもんで、低音で告白(威嚇)を繰り返してます。

カラスに向かって「襲わないでネ…」と
ココロの中で祈りながら、

  店とカラス、ダブルで監視です。

対象者が出てくるまで、この状態が続き、
目が2倍疲れました。

もう一つの方は・・・、

ある寒さがぶり返した朝の出来事。
バイクマン@土谷が寒さを堪えてバイクにまたがろうとしたら、妙なにおいが・・・。

よく見てみると、タンクやエンジンに飛び散る飛沫の乾いた痕跡が。

エンジンをかけると湯気が上り、
そして臭いは徐々に強烈になってくる!

  ??

このニオイは・・
名探偵の鼻はすべてをまるっとお見通しだ。

 ズバリ、猫のオシッコでしょう!

そういえば、最近よく野良猫見るなーとは思ってたんですけど、エンジン切ったあとのバイクが暖かいことを知っているのか、はたまた土谷のバイクに、持ち主と同じケモノのニオイを嗅ぎつけたのか。
それともやはりラブレターの1つなのか…。

  おかげで朝から猫ションとランデブーです。

走れば走るほど上がる湯気。いったいどれだけの量を放出してるのか不思議です。

信号待ちで停車すると下から突き上げてくる臭い。歩行者の視線が気になります。
早く信号変わってくれ!!

事務所についた土谷の最初の作業は洗車です。

茶トラかキジ猫かブチかはわからないけど、

  お願いだからマーキングしないで・・・。

これらも愛の形(?)なんでしょうか。
祟られているという噂もありますが・・・。

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