コラム|下天のうちをくらぶれば…(前編)

下天のうちをくらぶれば…(前編)

えぇー、この前ですねー、土谷は友人の結婚式に呼ばれまして、大枚ハタいてご祝儀なんぞを出してきたわけですがー、

  この投資、返ってくる日はあるのか!?

いつもそんな想いを抱いてしまう、結婚適齢期まっさかり男@土谷でございます。

探偵なんぞという仕事柄、そういうおめでたい席にはいかがなものか…なんて意見もありますが、逆説的に土谷から見てもこの二人は大丈夫!なんてことを世辞がてら言うと、結構説得力があるものなんです。

  ついでに披露宴に参加している人たちには、うちの会社のCM演説を軽くぶっておきますが、なにか?

それにしても、嗚呼!結婚、なのです。

 ☆夫婦どちらかの本籍地or住所地で婚姻届を出してきたのね。

 ☆新本籍はもう決めてあるのね。

 ☆婚姻後の夫婦の氏は彼の苗字なのね。

 ☆初婚・再婚の欄には初婚にチェックしたのね(たぶん)

 ☆愛の証人として成人者2人が署名してあるのね(土谷じゃないのは確か)

そんなことをぼんやりと考えながら、式は着々と進んでいくのです。

それにつけても、ビバ!結婚、なのです。

ちなみにその新郎新婦は友達の紹介で知り合って、、、

いやもとい、ありていに言うと合コンで知り合いまして、実はその合コンに不肖土谷も参加していたのであります。

むむむ…、ひとつ運命のパズルがズレていれば、
ムムム…、あのとき携帯番号を聞いていれば、
無無無…、ひとり酔っ払ってヘロヘロにならなければ…、

その新郎席には土谷の姿があったはずのかもしれない・・・
なんて不逞な妄想にとりつかれそうになっていたアタシ(悲)

それはさて置き、

にしても、結婚に至るまで、いろいろなことがあったんだろうなぁ。
出会いは合コンでも、こうして実を結ぶところを見ると、ファーストコンタクト同席者としては感慨もひとしおです。

見知らぬ者同士が出会うには絶好のチャンスである合コン。出会い工作でも使えるパターンではあります。

片思いで相手のことは知ってるが、相手からは知られていない、そういった状況においては有効なわけなんですネ。

ターゲットには事前に友達工作を仕掛けておきます。
どういったタイプが好きかをリサーチしておき、それを依頼人様にアドバイスできるって寸法。

しかもサイドからのプッシュも可能ってことで、一つの方法内にいろんな角度からアプローチできるのも魅力です。

今回はそんな出会い工作の一風変わった例を紹介しましょう。

ターゲットの彼女は小さな芸能事務所所属のアイドル(卵)。
TVなどのメディアなんかにも、ちょびっと出たりしてる素敵な女性です。

  そんな女の子と話してみたいかぁー!?
オゥー!

  そんな女の子と一緒に飲んでみたいかぁー!?
オゥー!

でしょ。
でしょでしょ。

  男子たるもの、一度この世に生を受けたからには、
カワイ子ちゃんと出会わないでどーするっ!?

ということで、依頼人様はそんなキュートな彼女にひとめぼれの男性。

  一度でいいから見てみたい!

  一度でいいから話してみたい!

そんな彼の希望をかなえるべく、その工作はスタートしたのでございます…。

(ナレーションは岸田今日子先生風でよろしくです)

<後編につづく>

月記メニューに戻る